ちょっとiPhoneに問題が生じまして、Appleのサポートに電話したんですよ。
そのときのやりとりのはじまりが、こんな感じで。
こちらAppleの佐藤(仮名)です。まずご本人様確認をお願いします。フルネームと住所を仰ってください
はい、埼玉県○○市以下略の、山田太郎(仮名)です
……IDに登録されているお名前と違いますね。そちらを仰っていただけますか
え、はい、えーと。あ ──
Amazonもそうだし、Googleもそういう部分があるし、外資系のサービスって本名を堂々とトップページやサポートアプリに表示することが多いんですよね。
でも、それっていやじゃないですか? 私はとってもキライなんです。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールです!
胸を張って。いやもう開き直って答えるしかないじゃないですか。
ほら、AppleIDのページではこんなふうに設定しているんですから*1。

一仕事やり終えた気分になりましたよ。
言ってやったぜ!みたいな。
どうだ、聞いたそっちのが恥ずかしいだろ、みたいな。
アルファベット一つずつでお願いします
ここで、一気に赤面して、いやな汗が脇の下に流れたね。
滑ったギャグの説明をさせられる芸人の気持ちってこんなんじゃないかなと思った。
える、おー、ゆー、あい……
情けなく思いながら、この長いのをぜんぶ読んださ。
少し違いますね、iPhoneの設定画面の一番上にあるものを読んでいただけますか
あんたな! 鬼か! まだやらせるつもりか!
半分泣きそうになりながら、何が間違ってるんだよと心の中でぼやきながら、確認。

ああ、こっちだと、こんな風に省略されるんだっけか。
はい、そうですね、ちがいますね、わかりましたよ。
える、おー、ゆー、あい……
ありがとうございました
そんなわけで、いいなキミら。
まず、何をするにも、アカウントのIDを本名に書き換えてから電話しろよな!!
おじさんとの約束だぞ。
*1:姓名の順番が日本表記に準じているのでここでは逆に表示されています